パウンドケーキ
ちょっと長い前置き
私が確か小学5年生くらいだった頃、隔週くらいで、仲良しの友人とお互いの家を順番に行ったり来たりして、お菓子作りをしていました。
その頃から既にあった、料理番組の『キューピー3分クッキング』をもじって、『あーちゃん(友)・よーちゃん(私)の3分クッキング』ごっこです(^^)
とうてい3分では終わりませんが、何故かこの頃はそんなネーミングで活動していました。
作ったものは、いろいろでしたが、美味しくできたお菓子はあまり記憶になく、でき上がりが微妙だったものの事をよく覚えています。
例えば、黒焦げクッキー、ダマダマだらけなチーズケーキ、膨らまなかったシュークリーム・・・。
その中でも最悪だったのが、友人宅で作った、すっごく美味しくできたプリン。
美味しかったのに、なぜ最悪で印象強いのか・・・。
それはお持ち帰り分のプリンが、帰りの自転車のカゴの中で揺れて容器同士がぶつかって容器が割れて、プリンの中に割れた破片が入ってしまって、食べれなくなってしまい、とても悲しかったし、私の母が割れてしまった代わりの耐熱容器を買って、友人宅まで一緒に行って謝りに行ってくれたからです(^^;)
そんな少女時代からのクッキングごっこのおかげで、お菓子作りはたいてい、なんとなく、うまくいきます。
そして、その中でも何回も作ってて、周りの人にも人気なパウンドケーキをご紹介しようかなと思います^^
パウンドケーキとは?
ご存知かとは思いますが、材料のバター、砂糖、卵、小麦粉を1ポンド(パウンド)の量、グラムにすると約454gずつ使う事から、パウンドケーキと言われています。
だいたいはフルーツやナッツが入ったパウンドケーキで、バターの風味がしっかり感じられるケーキかと思います。
私流の作り方
材料:
18x8cmのパウンドケーキ型の分量です
・バター200g、砂糖200g、小麦粉200g、卵3個(大きめのLくらいなら2個)
➔実は今回、実験的にバター100gで作ってみました!
最近、バターが品薄の上、少々お高いので、200g使うのはもったいないなぁ…なんて思ってしまい(^^;
それで、エコなパウンドケーキと命名しました。
出来上がりの量も少なくなるだろうと思い、パウンドケーキの型は18x6.5cmのものにしています。
・具材(ドライフルーツ、ナッツ、チョコチップなど)、なくてもOK
私の場合、よくリンゴをジャムか砂糖で煮て具材にしています。
あとは、ブルーベリーを砂糖で甘く煮たものや、クルミやアーモンド、かぼちゃの種なんかも使います。
1年に一度、柚子が取れる時期に柚子ジャムを大量に作って、小分けにして冷凍しているので、そのジャムを使ってリンゴを煮て具にしています^^
今回のパンウドケーキは、リンゴを柚子ジャムで煮たものを具にしています!
ちょうどスーパーで、傷はあるけど美味しいリンゴがお安く売っていました ^^
作り方:
1.まず、リンゴをジャムで煮ます。
2.煮ている間に、パウンドケーキ型の内側にバターか油を塗ります。
(焼き上がったケーキを型から取り出しやすくするため)
私の母がそうしていたのですが、バターの包み紙を取っておいて、その紙を使って型にバターを塗るとエコだし、楽ちんです。
包み紙に付着しているバターだけで型の内側を塗り塗りして、あとはその包み紙をポイっと捨てるだけなので(^^
ガラスの耐熱型やテフロン加工の型ならバターを塗るだけで取れやすくなります。
(塗らなくても取れますが、より取れやすい&フルーツなどの具材がこびり付かないです)
よくあるブリキの型は型紙を敷いて焼きます。
3.バターをクリーム状になるように泡だて器で混ぜる。
この作業のためにはバターを室温に戻しておく必要があります。
が、時短で攻めるなら、湯銭で少しバターを溶かしてクリーム状にします。
・・・私は湯銭も面倒なので、煮ているリンゴの鍋の上にバターを入れたボウルを乗せて熱でバターを少し溶かして混ぜ混ぜしてます(^^;
バターに空気を取り込めるようなイメージで混ぜ混ぜします。
※下記の写真は今回、バターの量を半分にしているのであまりクリーム感がでていません・・・(^^;
4.砂糖を加えて混ぜ混ぜ。
↓の写真はいつもと違ってだいぶ、もっさりしてます。
やはり、バターの量がいつもの半分というのはやり過ぎたのでは・・・
と少し後悔。
5.卵を割り入れてよく混ぜます。
さらに空気を入れる感じでよく混ぜ、ふんわりさせます。
バターが半量なのが要因かもしれませんが、写真は少々ゆるめな感じです。
時期によって室温にも差があるので、ゆるめだったり、硬めだったりとふんわり感にも多少の差がありますが、そんなに気にしなくても大丈夫です。
6.小麦粉をふるい入れて、その上にドサッと具材を置き、スパチュラで底の方からすくうように混ぜていきます。
(こうすると具材の周りに小麦粉が付き、焼いている時に具材が下の方に沈みにくくするんだとか)
混ぜ過ぎないように、小麦粉の白色が見えなくなったら、型に流し入れます。
7.180度に予熱したオーブンで50分、焼きます!
焼けているかどうか、竹串を刺して確認します。
焼けていれば何も付いてきませんが、生焼けだと中身が竹串に付着します。
あ、あれ?!
今回はバターが半量だったのか、50分だとまだ生焼けのようです・・・
なので、もう10分追加で焼きました。
追加焼きする時に、表面が焦げてしまうのを避けるために、アルミホイルでカバーするとよいです。
(私はそのまま何もせず焼いちゃいます)
そして、焼き上がりました!!
ちょっと表面が 焦げてる感ありますが、まぁ良しとします!!
このケーキ、冷やした方が美味しいです!
なので、あら熱取れたら冷蔵庫へ入れちゃいます!
はたして、バター半分の量でも美味しくできているのか?!
食べた感想
うん。普通に美味しい(^^
いつものより当然バターの風味が無い気がするのですが、正直あまり差が分かりませんでした。
ジャムで煮たリンゴの果汁でしっとり感が出でます。
食べ比べしたら間違いなく、バター多い方が美味しいとは思いますが、パサパサ感もなく、表面がカッチカチで良い言い方するとクリスピーでいい感じです♪
今度は表面にアーモンドスライスを振りかけて、具材をクルミにして作るバージョンをバター半量で作ってみようかなぁ。。
・・いや、ぱさぱさ感半端ない気がするので、ブルーベリー編でいこうと思います^^